すろわほっこりエピソード「感性」

【スタッフ:I】
U君は、すろわを楽しみにして来てくれます。
けれど、学校の勉強が苦手かつ自由な動きを抑制されることが多く、ある日「がっこうやすむ」とお母さんに言ったら、『学校行かないなら、それでいいけど、すろわに行けなくなるよ』とのお母さんの言葉に慌てて、ランドセルの準備を始めたそうです。
そんな秋の午後。お外で砂場遊びをしていた時、何度振り払っても、ハチが私の手に止まろうとしてるので、
U君に『先生の手にハチがとまろうとしてるんだけど、なんでかな?」と聞くと、
「先生の手がお花に見えたんじゃない?」と手で形を作り私に見せてくれるのです。
自分もそんな反応が返って来るとはまったく予想外で彼の気持ちの優しさ、発想の豊かさに、この子は本当にすごいな、と改めて思いました。
こんな感性の良さを拾い上げられないのは……と思った次第です。