すろわほっこりエピソード「関係性」

その日のEくんはなわとびの二重跳びの練習に熱中しすぎ、休憩の声かけが度々必要なほどでした。
別の遊びで他の3人の子が盛り上がる中、Eくん1人の世界を楽しんでいます。
やがて運動場に出て、スタッフとの野球が始まり、スタッフが投げたボールを次々にヒットさせています。それは気持ちよさそう。
そうするうちに、3人の子も運動場にやってきて、スタッフとドッチビーを始めました。しばらく隣り合ってそれぞれの遊びをしていました。
野球のボールとドッジビーのディスクが飛びかう中で、距離が近くなり、Eくんもごく自然な流れでドッチビーに入っていきました。
外野に落ちたディスクをどちらの側か正確にジャッジしたり、ゲームをスムーズに進行するよう動いてくれました。
たくさん動き、たくさん笑顔が見られました。
Eくんをはじめ、別々に遊んでいるように見えても、互いの存在を認めあえる関係や、寄り添い続けられるスタッフの姿に、心が動きました。