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すろわほっこりエピソード「魚」

【スタッフ:N】

小春日和のとても暖かい日でした。

Xくんが魚釣りをするとのことで、川へ行きました。
歩きながら上から川を覗いてみると、透き通った水に陽があたり、キラキラと輝いてとてもきれいでした。
魚がいるかなぁと、しっかり見ているXくん。
群れをなして泳いでいる魚を見ると「わぁー、いっぱいいる」と、一気に気持ちも上がりました。

早速釣り竿を投げますが、エサをつけてないのでなかなか魚が寄ってきません。
「じゃあ、網でとる!」と網を何度も大きく動かすと、小さな魚がたくさんとれました。
でも、やっぱりもっと大きな魚が取りたいようで、何度も釣り竿を投げ入れ、網を入れて試してみますが思うようにいきません。

すると、「先生、いいこと考えた!上から石を投げて魚をおどかすと、こっちに逃げてきて取れるんじゃないかな…?」と石投げ作戦開始です。

確かに魚たちは慌てたようにすばやく泳いでいきますが、なかなかXくんが構えている方には行かず、何度も試みますが、残念ながら魚は取れませんでした。

「あーあ」と気持ちが下がったXくんに他の先生が「この間橋のあたりにウナギがいたよ。ナマズも泳いでいたけど、見に行ってみようか」と声を掛けてくれました。

すぐに気持ちを切り替えて橋のところへ行き、そーっと覗いてみると大きな魚がスーッと泳いで行き、そして橋の下あたりの石の間からもナマズが何匹も見え隠れしていました。

Xくんも「すごーい」と再び気持ちが上がり、橋の上を右に左に行ったり来たりしながら覗き込んでいました。
「あれはニジマスだよ。ほらっ、色が黒じゃなくて赤い色しとったろ」
「ウナギ、ほらっあそこ、あっ、もぐった」と、いろいろ教えてくれました。

魚は上手くとれなかったけど、大きな魚たちが見れて、とても嬉しかったようです。

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