私たちについて

About us

くまもとスローワーク・スクール/放デイすろわとは

発達障がいなどハンディキャップを抱える子どもさん(小1から高校生まで)が地域で自立した生活を送るために、集団活動を通じて社会性やコミュニケーションを学ぶことを目的としています。

加速化する経済至上主義の中で、大人たちは過酷な労働により時間を奪われています。子どもに時間をかけることができず、本来あるべき家庭・地域のセーフティーネットのほころびが広がってしまい、結果、そこからもれ落ちていく若者があとをたちません。 
医療機関の心理士として勤務した年月をふり返ると、早い段階から子どもたちそれぞれの個性に応じ、将来をしっかりと見すえた支援を行なえば、今ある姿が違ったのではないかという強い思いがあります。 

私たちが活動している場所は、豊かな里山が残る穏やかな地です。 また、田植えをはじめ、道路補修・地域防災などのいわゆる“もやい活動”が多く残っています。人が頻繁に集うため自然と互いのつながりも強まり、社会的に弱い立場にある人をほっておけないという本来の意味での“セーフティネット”が維持された稀有な地域でもあります。 
一人ひとりに役割が与えられ、最後までその役割をしっかり見守ってくれる風土があります。 

そうした和水町で開始した「くまもとスローワーク・スクール」を母体とし、2018年より新たな事業として「放デイすろわ」を展開しています。「放デイすろわ」は発達障がいなどハンディキャップを抱える子どもさん(小1から高校生まで)が地域で自立した生活を送るために、集団活動を通じて社会性やコミュニケーションを学ぶことを目的として、国からの補助を受ける福祉サービスです。
2020年秋から玉名市に新しく事業所を構え、2つの拠点で活動。臨床心理士をはじめ、養護教諭、保育士などの経験者が寄り添い、宿題や体力づくり、調理、工作などの活動を通じて、人との関わりや集団活動を通して、子どもたちとそのご家族が“ふつうに生きていく”権利と生き方を選ぶ土台づくりを行っています。

「放デイすろわ」は1人の子に対して多くの大人が関わります。
慣れるまでは様々なことが起こりますが、職員一同、ご家族と同じ方向を向き、粘り強く支援を続けることをお約束します。お1人で抱え込まず、どんなことでもご相談ください。


特定非営利活動法人くまもとスローワーク・スクール/放デイすろわ 
代表・管理者兼児童発達支援管理責任者 入江 真之