すろわほっこりエピソード「生き物の命」

スタッフSU

夏に、Lくんとセミ捕りをした日のことです。

その日は、セミをが一匹しか見つけられず、しかも捕らえることができず、肩を落として帰る時でした。
Lくんは外階段の入り口付近に小さなセミが死んでいるのを見つけました。
Lくんはすぐに「おはかをつくろう！」と言って、いい場所ないかなと辺りを見渡しました。
「ここがいい」と、人が通らず目につきにくい植え込みの端っこに決めて、手で土を掘りセミを埋めました。
私は、これで一件落着と帰ろうとしたのですが、Lんはお墓に手を合わせお祈りまでしていました。
慌てて私もLくんの後ろで手を合わせました。

手を合わせながら自分も子どもの頃は、よく死んだ虫や動物を拾ってきて庭に埋めてLくんのようにお参りしていたなーと思い出しました。
前までは捕った虫は持って帰るLくんでしたが、最近は逃がしてやります。
生き物の命を感じているのだなーとほっこりしました。