すろわほっこりエピソード「すべり台で」
【スタッフ:U】
昨年12月のことです。
新しく設置されたすべり台が気に入ったBさんとCさんは何度も滑って楽しんでいました。
滑り台の上に立ったBさんが、駐車場の方に先生の姿を見つけるや、「ヤッホー」と大きな声で叫びました!
先生が手を振ってまた大喜びです。
Cさんも更に大きな声で「ヤッホー!」2人はニコニコでヤッホーを繰り返していました。
やがて、Bさんは、すべり台の上で、誰もいない運動場に向かって「私は勉強ができるようになりたいです」とヤッホーと同じくらいの声で言った後、笑顔で滑り降りました。
それから「私はお姉ちゃんだから○○や○○を守ってあげないといけません」など苦手なことや心のモヤモヤを滑り台に登っては出して滑りました。
「そうなんだねー」と職員2人で聞いていました。でも、だんだん
「私は勉強頑張ります」とことばが変わってきました。
「私は小さい頃泣いてばかりいました。でも今はすろわでみんなと遊びます」とも言ってくれました。
そして、先生たちも何か言ってくださいと言われたので、
「BさんやCさんたちと遊んで嬉しかったです」
「すろわに来て良かったです」
「また来年も遊びましょう」
と、職員2名も恥ずかしながら、すべり台の上で叫びました。
すると、Bさんがふぇーんと泣きそうになり、私たちもウルウルとなってしまいました。もちろん、Cさんも自分から「(宿題の)プリントをしました!」と大きな声で言いました!クリスマスを前に素敵なプレゼントをもらったような出来事でした。